どのような場面であっても、法令遵守は徹底しなければならない。
しかし、違反される場合は必ず違反を起こす環境を作った人が存在する。
そのような人の特徴としてまず挙げられるのが、介護事業者を単なる企業として考え、社会や周りの人に活かされて存在しているという現実を忘れてしまった人が多い。
また、実権は全て自分が握っていて、周りの人は自分のために働くべきであり、反論をすることは許さないと考えている人でもあるのだ。
更に、自分は手を汚すことをせず、人に命令してはこのくらいのことは誰もがしているというような価値基準が低い人である。
また、法令違反の具体的行為を誘発する人も、パターンがあるので注意しなければいけない。
そのパターンは、介護事業といえ組織に身を置いている以上、上からの指示には何でも従うべきと考えている人である。
仕事や判断の必要な対応も部下にことごとく丸投げし、その後の進捗にも無関心な人だ。
更に、自分の言葉や行為を客観的に見ることができない人でもある。
このようなパターンを繰り返している人は、法令違反を具体的に誘い込むことになりがちである。
以上のように、違反を起こす環境を作った人、法令違反の具体的行為を誘発する人に対して、介護職に携わる人は常に敏感でなければならない。介護事業を行う上で、法令遵守は必須となるものだ。

健全な介護事業の運営のために、「法令違反をしない、させない、見て見ぬふりをしない」という職場環境を作らなければいけない。